
文学座附属演劇研究所の口コミや評判
株式会社 文学座
住所:〒160-0016 東京都新宿区信濃町10
TEL:03-3351-7265
昭和12年に創立された文学座は、魅力ある現代人の演劇をつくる、演劇の魅力をもっと創造するという目的で、さまざまな公演を行っています。附属演劇研究所という俳優を養成する養成所も開校されていて、多くの卒業生が活躍しているようです。今回の記事では、文学座附属演劇研究所の特徴を紹介するため、興味のある人は参考にしてください。
3年間みっちり学ぶ
文学座附属演劇研究所の特徴として、3年間しっかりと学ぶということが挙げられます。多くの俳優養成所は、1年ほどのカリキュラムや回数制となっていることが多いようです。文学座附属演劇研究所では1年間の本科を経て、2年間研修科で学びます。
本科では、月曜日から土曜日まで毎日授業があり、昼間部または夜間部のどちらかで受講可能です。授業内容は理論と実践で構成されており、演技の実習や音楽、体操、吹替練習、能作法、着付けといったさまざまなことを学びます。また、演劇理論や劇団所属座員による特別講義なども行われるようです。最後は発表会で、身についた演技力を確認します。
研修科は授業の回数は減りますが、実践と自主性を重視したカリキュラムです。メディア出演の可能性も2年目以降になるので、研修科で学びながらオーディションに挑戦することも可能です。授業風景はブログでも公開されているので、気になる人はチェックしてみるとよいでしょう。
発表会で力を発揮
本科で学んだことを発揮できる、卒業発表会があります。卒業発表会では、夜間部・昼間部・研修科にわかれ、それぞれひとつの作品を発表するようです。2020年度は新型コロナウィルスの影響で一般公開はありませんでした。しかし、通常では一般公開もされるので、演劇に興味があるという人や入所を考えているという人は、卒業作品を見てみることをおすすめします。
幅広く学べる
文学座附属演劇研究所では、さまざまなことを学べます。多くの養成所では、限られた時間の中でレッスンの時間をコンパクトにして、必要最低限身につけるべきことを教えるというように、凝縮した内容のカリキュラムにしているようです。できるだけ早く第一線で活躍するためには、その方法でもよいと思う人もいるかもしれません。
しかし、演技の基本や応用力を身につけたいという場合は、さまざまなことを学んでおいたほうが、役や仕事の幅も広がっていくものです。文学座附属演劇研究所では卒業生がどのような場でも活躍できるように、さまざまなレッスンを受けられるという特徴があります。演技実習、体操、アクション、音楽、日本演劇史、西洋演劇史、能楽、作法、着付けなど、専門の講師が直接指導してくれるようです。
気になる受講料は?
文学座附属演劇研究所では、どれくらいの授業料がかかるのでしょうか。授業料は、本科の場合、入所金7万7,000円(税込)、授業料が26万4,000円(税込)、実習費が年間24万2,000円(税込)です。※授業料は6万6,000円(税込)を4回に分けて支払い
研修科にあがってからは、入所金や授業料はかかりません。実習費24万2,000円(税込)のみとなります。実習費は6万500円(税込)ずつ4回に分けて納めましょう。受験資格は18歳以上であれば誰でも可能です。所定の応募書類に記入し、願書を提出してください。
ワークショップも開催
文学座附属演劇研究所では、毎年ワークショップを開催しています。このワークショップは、演劇未経験者も参加できるもので、「研究所を受験したいけれど悩んでいる」という人におすすめです。演技の楽しさを知ることができるでしょう。
2020年は、新型コロナウィルスの影響で、ZOOMによるオンラインワークショップとなりましたが、7日間多くの方が受講したようです。人の心を動かすセリフの喋りかたについて学べるワークショップでしたが、毎年テーマは変わります。過去のワークショップの内容は公式ホームページ内で紹介されているので、気になる方は確認するとよいでしょう。
説明会を行っている
文学座附属演劇研究所では、入校前の説明会を行っています。この説明会では、カリキュラムの紹介や文学座に所属している俳優から体験談を聞く、疑問・質問に答えるなど、養成所に入りたいと検討している人のために、さまざまな情報を提供しています。とくに現在の座員の話は、座員になるまでの体験談や、座員となってからの活動、仕事の内容など、細かなことを教えてくれるようです。
研究所に入所してからのリアルな体験談を知ることができるでしょう。楽しいことばかりではない、厳しい現実の話などもあるかもしれませんが、夢を諦めずに叶えた先輩の話は励みになるはずです。2020年度は新型コロナウィルスの関係で、ZOOMを活用したオンライン説明会となりました。しばらくはオンライン説明会というスタイルになるようですが、無料で参加できるので、気になる人は申し込みしてください。
東京のタレント養成所「文学座附属演劇研究所」を紹介しました。しっかり基礎から演技力を磨ける養成所となっているため、俳優として活躍したい人は、説明会で話を聞いてみてください。