
タレント養成所の願書はどうする?書き方のポイントとマナーを解説
タレント養成所に入るために必要な手続きのひとつに、願書を提出しなくてはいけません。この願書については、実は書き方に正式なマナーがあり、そのマナーを満たしていない場合は最初から落ちてしまう場合もあります。必要な書き方やマナーとはどういうものでしょうか。
最初に書く書類や書く部分を明確に
まず、基本的に願書はいろいろな書式があり、それぞれのタレント養成所ごとに書く内容や書き方に違いがあります。大手芸能事務所の場合は詳細なプロフィールを求められることも多く、書く内容が多くあることも少なくありません。また、写真を貼る場所なども違い、養成所の場合は写真の裏面に名前などを記載するように求められることもあります。
このため、まずは書き方をしっかり確認しておきましょう。だいたいの願書には書き方や記入例などが書かれていますので、それぞれの書き方や書く内容を明確にした上で、必要なところに必要な内容を書いていくようにしなくてはなりません。
例えばいくつかの回答がある中で丸をつけることで回答になる場合もありますし、文章で書く必要があるところもあります。これらを間違うと、必要な提出基準を満たしていないため、書類不備で落ちてしまうことがあるのです。もし分からないところがあったら事前に問い合わせておいたり、調べておきましょう。
なお、基本的に縦書きの場合は漢数字といって感じでの表記が多く、横書きの場合はアラビア数字といって普段使う数字の表記を用いるのが一般的です。ですが、こういった一般常識よりも、願書の書き方の例にある文章や内容を優先させる方が良いでしょう。というのも養成所によって書類のルールやマナーに違いがあるところもありますので、もし明確に指定があるのならそちらを優先させましょう。
書くときは基本的に黒のボールペンを使う
次に、書くときは基本的に黒のボールペンを使って書くのが一般的です。というのも願書はアルバイトや就職の時の履歴書と一緒で、基本的に誰かに読んでもらうものですから、読みやすいものが基本です。例外的にカラーペンなどを使って各項目を設定しているタレント養成所もあるようですが、ごく一部なので、基本的には書くときには黒のボールペンを使ってかきましょう。
また、修正液などは使わない方が望ましく、また最初から修正などが起きないように鉛筆やシャープペンシルなどで下書きをしてからボールペンで清書しても構いません。この場合は文字列を消してしまわないように気をつけたり、インクがきちんと乾いてから消しゴムを書けることでインクのカスレなどを防ぐようにしましょう。
修正時には二重線を引いて印鑑を押すのが基本ですが、これは必ずしもすべての所で通用するわけではありません。もし書類の替えが手に入るようなら、書類の替えを準備した方がいいでしょう。
感覚的には、ほぼ一般的な履歴書と同じようなものだと考える方が無難です。このため、履歴書などで好まれないマナーなどがそのまま通用すると考えた方がいいでしょう。この点で間違いや妙な勘違いなどがあると、後々まで事務所への悪い影響を及ぼすこともあります。よく気をつけておきたいところです。
ウソや偽りは書かず、でもアピールを意識する
また、タレントの場合は魅力的に見えるように、自分の見た目についてのウソや虚偽の内容を書きたくなるかもしれませんが、嘘は禁物です。例えば身長や体重についてだったり、スリーサイズについてだったり、こういう違いをもたらすようなものについてウソを書くとだいたいバレてしまいます。
というのも芸能養成所はいろいろな人と会っていますので、だいたいその人がどういう人でどういう魅力を持っているのかを見抜くことができます。だいたい太っているとか痩せているということについては把握していますし、身長体重などについても嘘を書くと見抜いてしまうでしょう。このため、嘘を書くのはよくありません。
そして、持っていない資格を書いたり、やったことがないようなことの経験を書くなどしても好ましくありません。嘘をついていたこと自体がそもそもよくないのです。ですが、特技や趣味などについては、アピールを意識して書きましょう。
自分にとって何ができるのか、何が好きなのか、どういうことがやりたいのかということはできるだけしっかり熱意を込めて書く方が望ましいのです。特技が将来のことについてもメリットを及ぼす場合がありますので、できることややりたいことについては十分アピールするように心がけましょう。
個性や素敵なことをアピールすることがタレントには求められるのですが、願書については基本的に誰かが読むものだということを意識しなくてはなりません。このため、書き方を個人的に解釈してしまわず、マナーとルールを守って提出しましょう。
養成所によっては封筒の書き方なども見られている場合がありますので、細かな点まで気をつかうのに越したことはありません。いくら写真が魅力的な見た目であったとしても、この個性は大事になります。最低限のマナーやルールを守るためにも、基本的な書き方については守るようにしましょう。